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グルコサミン

 グルコサミンは、グルコース(ブドウ糖)にアミノ基が付いた天然のアミノ糖です。 私たちの体内ではヒアルロン酸やコンドロイチンなどのグリコサミノグリカンというネバネバ成分の構成成分として、関節軟骨や皮膚などに存在し、弾力性や柔軟性を保つために役立っていますが、加齢などが原因で、体内で不足しがちな成分でもあります。
 最近では、工業的に蟹やエビなどの甲殻類の殻に含まれるキチンを分解して作られたグルコサミン等が、関節症対応のサプリメントとして数多く販売されています。
 グルコサミンは、ヒアルロン酸やコンドロイチンの構成成分であることから、すり減った軟骨が元通りになることを期待して摂取される方が多いと思いますが、すり減った軟骨は残念ながら簡単には再生することは出来ません。しかし、グルコサミンのその他の有用性について多く研究結果が得られています(下記に一部を紹介します)ので、グルコサミンを関節症で悩まれている方や予防の為に、健康補助食品として摂取されてはいかがでしょうか。
●抗炎症作用
グルコサミンは、炎症に伴う組織障害において中心的な役割を果たしている好中球機能を抑制することで、抗炎症作用を発揮する可能性があることが分かっています。
(長岡ら:日本炎症・再生医学会誌22(5),461-468(2002)
●ヒアルロン酸合成促進
滑膜細胞は、関節液を作り軟骨に栄養を供給する役割を果たしています。グルコサミンをヒトの滑膜細胞株に添加すると、濃度依存的にヒアルロン酸の合成が高まることが分かっています。
(華見ら:キチン・キトサン研究13(3),239-244)
●軟骨細胞の分化(破壊)抑制
マウスの軟骨細胞株を用いた試験において、グルコサミンは軟骨細胞の石灰化し軟骨破壊を抑制することともに、成熟した軟骨を維持させる因子であることが分かっています。
(Nakatani,S.:Biol.Pharm.Bull.30(3),433-438(2007)
●変形性関節症患者に対する治療促進効果
変形性関節症患者50名にグルコサミン1.0gと1.5g、プラセボ群に分けて8週間の試験を行ったところ、「疼痛・歩行能」「夜間自発痛」「圧痛」に対して濃度依存的に顕著な効果が認められました。
(梶本:日本臨床栄養学会雑誌20(1),41-47(1998
●変形性関節症患者に対する有用性
変形性関節症患者293人を非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)服用群とグルコサミン服用群に分けて、2年間にわたり、膝関節の可動域と痛みなどを客観的に評価(VAS)したところ、痛みなどの経時的変化についてはグルコサミン群が有意に低下したが、膝の屈曲変化率は非ステロイド性抗炎症薬群が有意に改善したが、伸展変化率は両群で有意差が認められませんでした。膝の痛みの軽減は、グルコサミンと非ステロイド性抗炎症薬は同等でした。痛みの軽減と関節可動域の改善までには至らないことが分かりました。
(菅原 忍:整形・災害外科49(4),383-387(2006)

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