・ 骨折
・ 小児の骨折
骨折
骨折により、骨折部に痛みと腫脹が出現します。状態により、変形や運動制限を伴います。診断には、レントゲン検査を用い、単なる打撲や関節脱臼と鑑別します。
[ 診断 ]
レントゲン検査を行います。
骨折がある場合、これで大体は診断がつきますが、骨折のずれがない場合やレントゲンに写りにくい骨折の場合は、レントゲンだけでは診断ができず、CT検査を用いることもあります。
[ 治療 ]
骨折部のずれが小さく不安定性が少ない場合、また骨折部に元気な細胞が多く存在していれば、骨折はつきやすい状態であると判断します。その様な場合でもシーネという当て板やギブスを用い固定をします。
しかし、ずれや不安定性の強い骨折では、手術を行うこともあります。
小児の骨折
[ 症状 ]
子どもに外傷があり、痛みを訴える場合は、「関節が動くから」「歩けるから」大丈夫と自己判断せず、「触れると痛い」「同部位を使わない」などの症状があれば、骨折を疑って整形外科を受診しましょう。特に乳幼児においてはあまり腫れず、骨折部位以外の痛みを訴えるケースもあります。
小児骨折特有の痛み
・若木骨折 ・隆起骨折 ・骨端骨折
[ 診断 ]
問診・診察などで骨折部位を予測し、触診にて骨折部位を確認します。そしてレントゲン検査を行います。
受傷直後にはレントゲンで骨折を確認できない場合や脱臼を伴うこともあります。
骨端軟骨などの骨折では診断が難しいこともあり、健側と比較し、外固定を施行して、定期的なレントゲン検査を行い、診断をつけます。
[ 治療 ]
一般の骨折と同様、外固定にて骨癒合を待ちます。
場合により、手術を要することもあります。