軟部腫瘤の中で、よくみられるものはガングリオン、粉瘤、滑液包炎がありいずれも非腫瘍性です。
また、腫瘍性の腫瘤としては、脂肪腫や血管腫などがあり、いずれも良性の疾患です。
ただし、腫瘤の中には、小さく痛みのないものでも悪性の場合があります。
[ 診断 ]
臨床所見・レントゲン検査・CT・MRIなどの画像検査、場合により組織生検を行い診断します。
[ 治療 ]
良性の場合、そのまま経過観察でも問題ありませんが、神経血管を圧迫したり疼痛を伴うものは切除・摘出します。
万一悪性の場合は、術前に抗腫瘍剤の投与など専門的な治療が必要となります。