・ 運動器不安定症
・ 骨粗鬆症
運動器不安定症
運動器不安定症は、高齢で転倒しやすい、または日常生活での障害を伴う疾患をいいます。
この診断には、一定の基準があり、重症化を防ぐために、正しい診断と運動器リハビリテーションなどの介入が大切です。
原因となる疾患
変形性関節症・腰部脊柱管狭窄症・脊椎圧迫骨折・下肢骨折(大腿骨頸部骨折など)・脊椎障害・神経筋疾患・関節リウマチ・下肢切断・長期臥床による運動器廃用・高頻度転倒者・骨粗鬆症
骨粗鬆症
骨粗鬆症とは、骨の量(骨量)が減って骨が弱くなり骨折しやすくなる病気です。高齢化に伴いその危険度は増加していきます。
[ 症状 ]
通常、痛みはないものの、転倒などにより骨折しやすくなります。
骨折を生じると、腰痛などを生じ、場合によっては寝たきりの原因にもなります。
[ 診断 ]
・レントゲン検査
・骨密度測定(デキサ法:二重エネルギーX線吸収法)
・採血
骨粗鬆症は予防が大切です。
閉経後の女性には、定期的な検診をお勧めします。骨の健康度をお試しください。
[ 治療 ]
・内服
・カルシトニン製剤の注射など
その他、食事療法、運動療法など
あなたの骨折の危険度は?
以下の質問について、「はい」「いいえ」でお答えください。
「はい」の数を数えて、下の骨の健康診断の欄をご覧ください。
あなたの骨の健康度がわかります。
【骨の健康診断の欄】
■ 2つ以下:現時点であなたの骨は健康と考えてよいでしょう。
→ このまま今の生活を続けましょう。
■ 3つ以上:骨が弱くなる可能性があります。
→ 今から将来のことを考えて、暮らしぶりに気をつけましょう。
■ 5つ以上:骨が弱くなっているなる可能性があります。
→ 骨を強くする暮らしぶりを取り入れましょう。
■ 7つ以上:骨が弱くなっていると考えられます。
→ 当院で診察を受けてみてください。