・ 変形性膝関節症
・ O脚・X脚

変形性膝関節症

[ 症状 ]
女性に多くみられ、高齢に伴い発生率は高くなります。
主な症状は膝の痛みと腫れる(水がたまる)ことです。
初期には立ち上がり、歩き始めなどの動作時痛を主とし、進行とともに正座や階段昇降が困難となります。末期になると安静時痛や歩行障害を引き起こします。

[ 診断 ]
診察およびレントゲン検査にて診断します。
場合により、MRI検査などを行うこともあります。

[ 治療 ]
内服薬・外用薬を用いたり、膝関節内にヒアルロン酸の注射などをします。
また、筋力トレーニング・関節可動域訓練・温熱などのリハビリテーションも併用します。
インソールや膝サポーターなどの装着も有効です。

O脚・X脚

[ 症状 ]
幼少期に認めることが多く、はじめは外見上の異常のみですが、変形の進行とともに痛みや機能障害を呈するようになります。

[ 病態 ]
一般に、乳幼児の膝は生理的にO脚であり、2才から6才にかけてはX脚傾向となります。
その後、外反は少しずつ減少し、7才頃には成人の下肢形態に近づきます。

[ 診断 ]
歩行などの理学所見、レントゲン検査などを行います。
生理的変形、レントゲン異常、低身長などの内分泌性疾患の有無、家族歴などを参考に診断します。